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懐かしの模型 [大戦機と模型]

懐かしの模型
久々に行った全日本模型ショーで出会った懐かしの模型、少年だった数十年前の記憶が蘇る。

ドイツ潜水艦「Uボート」
第一次および第二次世界大戦で運用されたドイツ海軍の潜水艦。「U-Boot」は「Unterseeboot」の略語で「水の下の船」を意味する。第一次大戦で約300隻、第二次大戦で1,131隻が建造されている。仕様は各型により異なるが、第二次大戦中はⅦ型が主力で改造を重ねながら約700隻建造された。
Ⅶ型は基準排水量769トン、全長67.1m、全幅6.2m、速力水上17.7kt、水中7.6kt、乗員約50名。

模型はモーター駆動でレーダの部品に付いている錘が昇降舵と連動し自動で浮き沈みする。
(水上では潜行に、潜行したら浮上にと艦の傾きと錘によって昇降舵が動く、画期的な仕組み。)
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母方の実家の野菜を洗うため池で試運転、我が「Uボート」は潜行したまま浮上せず・・。

大人になって、映画「Das Boot(邦題:Uボート)」を観た。映画の始まりは濁った海中から「Uボート」が徐々に現れてくるシーンから。僕のため池「Uボート」と思いが重なる。潜水艦映画にハズレなしというが、緊迫感があり、戦争の無情さを描いたいい映画だと思う。男の映画だ。

帝国海軍潜水空母「伊401」
第二次世界大戦中に就航した潜水艦で、特殊水上攻撃機「晴嵐」を3機搭載していた潜水空母。呉工廠で竣工、同型艦が3隻就航(伊400、伊401、伊402)したが、戦果をあげる前に終戦を迎えた。終戦後は海没処分となり、「伊400、伊401」はハワイ沖に、「伊402」は五島列島沖に眠っている。
基準排水量3,530トン、全長122m、全幅12m、速力水上18.7kt、水中6.5kt、乗員157名。

模型は「Uボート」と同じく自動浮沈する模型、特殊水上攻撃機「晴嵐」が付属していた。
当時少年サンデーに連載していた漫画「あかつき戦闘隊」にこの「伊400型」潜水空母の話が出てくる。ラストでは終戦となり伊号と晴嵐が傷心で富士に向かって帰投するシーンで終わる。感動もんです。
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自宅近辺の小川にて試運転、二度と浮上することはなかった。僕の「伊401」はここに眠る。

最近はスケールモデルばかり作っているが、子供の頃はゼンマイやモータで動く模型を数多く作って遊んだ。作った模型には思い入れが残り、大きくなって小説や映画でまた出会うと感慨はひとしおである。

アメリカ空軍戦略偵察機「SR-71」ブラックバード
ロッキード社が開発した超音速・高高度戦略偵察機。1966年運用開始、1999年に退役。
全長32.73m、全幅16.94m、巡航速度M3.2、巡航高度84,000ft、乗員2名。

模型は1/72であるが第二次大戦機ばかり作っていた自分にとっては大きな模型だったと記憶している。
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飾る場所がなく、仏壇の中に入れておいたが、いつ誰が処分したのか記憶にない「SR-71」。

郷愁を誘う古い模型であるが、また作ってみたくなる。未制作の模型がまだ数十個あるので存命中にできるかどうか・・。

(2009年10月上旬 撮影機材 Canon IXY L2)
観た映画(Amazonの該当頁へ):「Das Boot」邦題:Uボート
作った模型(Amazonの該当頁へ):「Uボート」童友社「SR-71」ハセガワ
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