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入間基地(埼玉県)C-1輸送機歌舞伎塗装 [航空自衛隊]

入間基地・C-1輸送機歌舞伎塗装
埼玉県の狭山市と入間市に跨る航空自衛隊入間基地は、かつて旧陸軍航空士官学校が開設された場所で、第二次大戦後は米軍によりジョンソン基地と改称、昭和33年(1958年)中部航空方面隊司令部が設置され入間基地が発足した。

入間基地の所属部隊である第2輸送航空隊は、昭和33年(1958年)輸送航空団木更津訓練隊として発足、昭和43年(1968年)に入間基地に移駐、昭和53年(1978年)には輸送航空団の改編により第2輸送航空隊となる。

平成30年(2018年)は第2輸送航空隊の創設60周年となり、隷属する第402飛行隊・C-1輸送機のスペシャルマーク機が用意された。

航空自衛隊・第2輸送航空隊、第402飛行隊、創設60周年記念塗装機「026」C-1輸送機。
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歌舞伎の隈取をモチーフとした奇抜なスペシャルペイント機である。
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大型輸送用ヘリコプターCH-47Jの体験搭乗に入間基地にきていたが、展示されていたので体験搭乗終了後にじっくり見学させてもらった。
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C-1輸送機は川崎重工が製造している国産の中型輸送機、昭和48年(1973年)から運用されている。胴体後部の貨物扉が大きく開き、貨物の積み卸しや人員の搭乗が容易に行える。
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最大積載量は8t、最大搭乗人員は60名、完全武装した空挺隊員なら45名が収容可能。(自衛隊HPより)

操縦席を撮影。
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エンジンカバーも歌舞伎模様。
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エンジンはJT8D-9が2基、JT8Dは米国のプラット・アンド・ホイットニー製ターボファンエンジン。

通常塗装のC-1輸送機。
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C-1輸送機は、優れた短距離離着陸能力(最短離陸距離は約600m)を有し、国内のどの飛行場でも離着陸が可能、部隊の輸送、空挺部隊の落下傘降下支援、各種装備品、資材等の輸送が任務であり、災害発生時には救援物資の空輸や急患輸送の大きな担い手となっている。(自衛隊HPより)

C-1輸送機の後継機であるC-2輸送機、体験搭乗用の機材として用意されていた。
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C-1に比べ近代化された装備とともに、約4倍の航続距離、約3倍の搭載重量と性能が向上されている。C-2輸送機は防衛省技術研究本部と川崎重工が開発、川崎重工が製造している。

離陸するC-2輸送機。
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最短離陸距離は約500m、最大積載量は32t(16式機動戦闘車の空輸が可能)、最大搭乗人員は110名、エンジンは米国GE製CF6-80C2ターボファンエンジンを2基搭載する。

入間基地の所属部隊である飛行点検隊のYS-11FC。
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飛行点検隊は陸海空各自衛隊基地にある航空保安無線施設等を航空機により点検している部隊。FCはフライトチェッカーの略で、尾翼は市松(チェッカー)模様。

YS-11は、第二次大戦後に初めて日本のメーカー(日本航空機製造)が開発製造した双発ターボプロップエンジンの航空機である。初飛行は昭和37年(1962年)と古く、既に旅客機としては国内で運行されていない。

タンデムローター式の大型輸送用ヘリコプターCH-47J(チヌーク)。
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CH-47は米ボーイング・バートル社が開発、日本への導入は昭和61年(1986年)からで川崎重工がライセンス生産、CH-47Jとして陸上自衛隊と航空自衛隊が採用した。体験搭乗の搭乗機。

入間基地でCH-47J(チヌーク)を運用するのは航空救難団入間ヘリコプター空輸隊、滑走路のない離島や僻地の基地などに、各種機材や補給物資、人員などを運ぶ「端末輸送」を担っている。災害発生時には救援ヘリとして活躍している。

入間基地周辺地図


(2018年10月中旬 撮影機材 Nikon1 J5)
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