百里基地航空祭(茨城県)2019「地上展示」 [航空自衛隊]
百里基地航空祭 2019「地上展示」
令和元年(2019年)の百里基地航空祭、航空自衛隊最初のF-4EJファントムが配備された百里基地の第301飛行隊も2020年にF-35Aに機種変更されて三沢基地に移動となり、戦闘機部隊としてF-4EJファントムの運用は終了、F-4EJファントムの勇姿が観られる最後の航空祭となる。
百里基地航空祭も以前は管制塔前と芝生エリアを自由に行き来できたが、昨今では管制塔前に入るには荷物検査が行われ、脚立や椅子の使用は禁じられている。航空祭の地上展示が行われているのは管制塔前なので、荷物検査と椅子(リュックに付いた折り畳み椅子)の拘束(紐で固定)を受け、入場して地上展示機を撮影した。撮影後は芝生エリアに行って椅子を広げ、飛行展示の撮影をじっくりと・・。
管制塔前の地上展示機。
昨年度(2018年)百里基地航空祭の主役、第302飛行隊「F-4EJ改ファントム」記念塗装機。
平成30年(2018年)は「ファントムと共に去りゆくオジロワシ」と銘打った百里基地航空祭。百里基地に所属していた第302飛行隊は、平成31年(2019年)に三沢基地に移動しF-35Aに機種更新となった。
第302飛行隊の部隊マークは尾白鷲(オジロワシ)、「F-4EJ改ファントム」記念塗装機(白)。
「F-4EJ改ファントム」記念塗装機(黒)。
「F-4EJ改」主要諸元(航空自衛隊HPより)
全長19.2m、全幅11.7m、全高5.0m、最大速度:マッハ2.2、最大航続距離:約2900㎞
乗員2名、エンジン2基:J79-GE(IHI)-17
戦闘機「F-4EJファントム」は、米空軍の「F-4E(McDonnell Douglas F-4E Phantom II)」を改造した戦闘機で昭和47年(1972年)に導入、三菱重工によるライセンス生産等により昭和56年(1981年)まで生産が行われた。調達総数は154機、F-4のライセンス生産が許可されたのは日本が唯一である。その後、F-4EJの機体寿命延長と火器管制システムの近代化、航法、通信能力の向上、搭載ミサイルの近代化、爆撃機能の向上等のため国産機中90機が改修されて「F-4EJ改」となり昭和59年(1984年)から導入された。
偵察航空隊である第501飛行隊のRF-4Eファントム、洋上迷彩である青色塗装機。
第501飛行隊は日本唯一の戦術偵察機運用部隊であり、航空総隊の直轄部隊である。昭和36年(1961年)に松島基地で編成され、翌年には入間基地に移動、初期運用機はRF-86Fであったが、RF-4Eファントムへの機種変更に伴い、昭和50年(1975年)百里基地に移駐となった。
偵察機としてのファントムは「RF-4E」と「RF-4EJ」の2機種が運用されている。RF-4Eは非武装であり、戦闘機F-4EJから改修されたRF-4EJは機首に20㎜バルカン砲を残す武装型である。
第501飛行隊のRF-4EJファントム、部隊マークはウッディー・ウッドペッカー。
戦闘機F-4EJから改修された、機首に20㎜バルカン砲を残す武装型。
第501飛行隊は2020年に運用機材老朽化による退役に伴い廃隊となる・・。
航空自衛隊の救難ヘリコプターUH-60J、塗装は低視認(ロービジ)の洋上迷彩。
UH-60Jは、米国の多用途ヘリコプターUH-60Aブラックホークの改造機。航空自衛隊と海上自衛隊では救難ヘリコプターとしてUH-60J、陸上自衛隊では多用途ヘリコプターとしてUH-60JAが配備されている。
飛行展示の準備に入る第301飛行隊「F-4EJ改ファントム」特別塗装機、本日の主役。
尾翼に大きく描かれた部隊マーク、「ビッグケロヨン」と個人的には呼んでいる・・。
第301飛行隊「F-4EJ改ファントム」、通常塗装機。
F-4EJ改、RF-4EJ、RF-4E、F-15J、ブルーインパルス・・飛行展示待ちの機材。
百里基地付近地図
百里基地航空祭にはいつもの「サンケイツアーズ」で参加、例年はツアーバスが滑走路入口付近まで行ってくれるのでとても楽であったが、今年は基地から離れた場所が駐車場、撮影機材を担いで徒歩・・。航空祭会場の出店はとても混むので、ツアーで配られるサンドイッチを昼食にひたすら撮影。航空祭最大の難所はトイレ・・黙々と長蛇の列に並ぶのみ。
(2019年12月上旬 撮影機材 Nikon Df )
令和元年(2019年)の百里基地航空祭、航空自衛隊最初のF-4EJファントムが配備された百里基地の第301飛行隊も2020年にF-35Aに機種変更されて三沢基地に移動となり、戦闘機部隊としてF-4EJファントムの運用は終了、F-4EJファントムの勇姿が観られる最後の航空祭となる。
百里基地航空祭も以前は管制塔前と芝生エリアを自由に行き来できたが、昨今では管制塔前に入るには荷物検査が行われ、脚立や椅子の使用は禁じられている。航空祭の地上展示が行われているのは管制塔前なので、荷物検査と椅子(リュックに付いた折り畳み椅子)の拘束(紐で固定)を受け、入場して地上展示機を撮影した。撮影後は芝生エリアに行って椅子を広げ、飛行展示の撮影をじっくりと・・。
管制塔前の地上展示機。
昨年度(2018年)百里基地航空祭の主役、第302飛行隊「F-4EJ改ファントム」記念塗装機。
平成30年(2018年)は「ファントムと共に去りゆくオジロワシ」と銘打った百里基地航空祭。百里基地に所属していた第302飛行隊は、平成31年(2019年)に三沢基地に移動しF-35Aに機種更新となった。
第302飛行隊の部隊マークは尾白鷲(オジロワシ)、「F-4EJ改ファントム」記念塗装機(白)。
「F-4EJ改ファントム」記念塗装機(黒)。
「F-4EJ改」主要諸元(航空自衛隊HPより)
全長19.2m、全幅11.7m、全高5.0m、最大速度:マッハ2.2、最大航続距離:約2900㎞
乗員2名、エンジン2基:J79-GE(IHI)-17
戦闘機「F-4EJファントム」は、米空軍の「F-4E(McDonnell Douglas F-4E Phantom II)」を改造した戦闘機で昭和47年(1972年)に導入、三菱重工によるライセンス生産等により昭和56年(1981年)まで生産が行われた。調達総数は154機、F-4のライセンス生産が許可されたのは日本が唯一である。その後、F-4EJの機体寿命延長と火器管制システムの近代化、航法、通信能力の向上、搭載ミサイルの近代化、爆撃機能の向上等のため国産機中90機が改修されて「F-4EJ改」となり昭和59年(1984年)から導入された。
偵察航空隊である第501飛行隊のRF-4Eファントム、洋上迷彩である青色塗装機。
第501飛行隊は日本唯一の戦術偵察機運用部隊であり、航空総隊の直轄部隊である。昭和36年(1961年)に松島基地で編成され、翌年には入間基地に移動、初期運用機はRF-86Fであったが、RF-4Eファントムへの機種変更に伴い、昭和50年(1975年)百里基地に移駐となった。
偵察機としてのファントムは「RF-4E」と「RF-4EJ」の2機種が運用されている。RF-4Eは非武装であり、戦闘機F-4EJから改修されたRF-4EJは機首に20㎜バルカン砲を残す武装型である。
第501飛行隊のRF-4EJファントム、部隊マークはウッディー・ウッドペッカー。
戦闘機F-4EJから改修された、機首に20㎜バルカン砲を残す武装型。
第501飛行隊は2020年に運用機材老朽化による退役に伴い廃隊となる・・。
航空自衛隊の救難ヘリコプターUH-60J、塗装は低視認(ロービジ)の洋上迷彩。
UH-60Jは、米国の多用途ヘリコプターUH-60Aブラックホークの改造機。航空自衛隊と海上自衛隊では救難ヘリコプターとしてUH-60J、陸上自衛隊では多用途ヘリコプターとしてUH-60JAが配備されている。
飛行展示の準備に入る第301飛行隊「F-4EJ改ファントム」特別塗装機、本日の主役。
尾翼に大きく描かれた部隊マーク、「ビッグケロヨン」と個人的には呼んでいる・・。
第301飛行隊「F-4EJ改ファントム」、通常塗装機。
F-4EJ改、RF-4EJ、RF-4E、F-15J、ブルーインパルス・・飛行展示待ちの機材。
百里基地付近地図
百里基地航空祭にはいつもの「サンケイツアーズ」で参加、例年はツアーバスが滑走路入口付近まで行ってくれるのでとても楽であったが、今年は基地から離れた場所が駐車場、撮影機材を担いで徒歩・・。航空祭会場の出店はとても混むので、ツアーで配られるサンドイッチを昼食にひたすら撮影。航空祭最大の難所はトイレ・・黙々と長蛇の列に並ぶのみ。
(2019年12月上旬 撮影機材 Nikon Df )
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