三菱重工名航史料室(愛知県)零戦52型甲 [大戦機と模型]
三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場 史料室
三菱重工名航史料室には、復元された零式艦上戦闘機52型甲(A6M5a)が展示されていた。本史料室は見学は予約制であるが撮影は自由であった。残念ながら2017年5月にて休室し、現在は同製作所大江工場に移設・再整理されている。大江工場の史料室も予約制であるが、撮影は禁止の模様である。
本記事は2015年6月の訪問記である。
零式艦上戦闘機52型甲(A6M5a)。
本史料室の零戦は、昭和58年(1983年)にミクロネシア連邦ヤップ島で発見され、昭和63年(1988年)に回収、三菱重工にて復元された零戦52型甲(A6M5a)である。
本機は三菱4708号機、昭和19年(1944年)製造の機体が復元されたものである。
零式艦上戦闘機は、昭和12年(1937年)堀越二郎技師を設計主任として三菱重工にて開発が進められ、昭和15年(1940年、皇紀2600年)海軍に制式採用された。第二次世界大戦を通して海軍の主力戦闘機であり、幾多の型式を持つ。堀越二郎/奥宮正武共著「零戦」に詳しい。
零式艦上戦闘機の製造は三菱重工と中島飛行機(現:SUBARU)で行われ、三菱で3,880機、中島で6,545機と合わせて10,425機が製造された。
零戦52型は機体後方の塗り分けが、三菱製と中島製で異なる。
三菱製は機体下部の灰色塗装が水平尾翼と繋がらない。
零戦52型は全幅11.0m、全長9.121m、全高3.509m、全備重量2,743kg、発動機は栄21型空冷14気筒1,100馬力、最高速度は302kt(559.3㎞/h)高度6,000m、兵装は7.7㎜と20㎜機銃が各2挺である。
プロペラは住友ハミルトン型恒速式(発動機回転数でピッチ変更の定速回転プロペラ)。
燃料は本体に570ℓ、落下式増槽は320ℓ、航続距離は3,350㎞と長大である。
小牧南工場の史料室が休室したのは残念・・機会があれば大江工場の史料室を訪問してみたい。
三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場付近地図
三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所 大江工場付近地図
(2015年6月中旬 撮影機材 Nikon Df )
読んだ本(Amazonの該当頁へ):堀越二郎/奥宮正武共著「零戦」
三菱重工名航史料室には、復元された零式艦上戦闘機52型甲(A6M5a)が展示されていた。本史料室は見学は予約制であるが撮影は自由であった。残念ながら2017年5月にて休室し、現在は同製作所大江工場に移設・再整理されている。大江工場の史料室も予約制であるが、撮影は禁止の模様である。
本記事は2015年6月の訪問記である。
零式艦上戦闘機52型甲(A6M5a)。
本史料室の零戦は、昭和58年(1983年)にミクロネシア連邦ヤップ島で発見され、昭和63年(1988年)に回収、三菱重工にて復元された零戦52型甲(A6M5a)である。
本機は三菱4708号機、昭和19年(1944年)製造の機体が復元されたものである。
零式艦上戦闘機は、昭和12年(1937年)堀越二郎技師を設計主任として三菱重工にて開発が進められ、昭和15年(1940年、皇紀2600年)海軍に制式採用された。第二次世界大戦を通して海軍の主力戦闘機であり、幾多の型式を持つ。堀越二郎/奥宮正武共著「零戦」に詳しい。
零式艦上戦闘機の製造は三菱重工と中島飛行機(現:SUBARU)で行われ、三菱で3,880機、中島で6,545機と合わせて10,425機が製造された。
零戦52型は機体後方の塗り分けが、三菱製と中島製で異なる。
三菱製は機体下部の灰色塗装が水平尾翼と繋がらない。
零戦52型は全幅11.0m、全長9.121m、全高3.509m、全備重量2,743kg、発動機は栄21型空冷14気筒1,100馬力、最高速度は302kt(559.3㎞/h)高度6,000m、兵装は7.7㎜と20㎜機銃が各2挺である。
プロペラは住友ハミルトン型恒速式(発動機回転数でピッチ変更の定速回転プロペラ)。
燃料は本体に570ℓ、落下式増槽は320ℓ、航続距離は3,350㎞と長大である。
小牧南工場の史料室が休室したのは残念・・機会があれば大江工場の史料室を訪問してみたい。
三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場付近地図
三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所 大江工場付近地図
(2015年6月中旬 撮影機材 Nikon Df )
読んだ本(Amazonの該当頁へ):堀越二郎/奥宮正武共著「零戦」
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