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下総航空基地開設記念行事(千葉県)2013 [海上自衛隊]

下総航空基地開設記念行事 2013
海上自衛隊の下総航空基地、千葉県柏市と鎌ケ谷市にまたがって存在し、対潜哨戒機を使用した海上自衛隊航空要員の教育訓練を行っている基地である。

昭和19年(1944年)にゴルフ場「武蔵野カントリークラブ(藤ヶ谷コース)」を本土防空のため帝国陸軍が接収し飛行場に、戦後米軍基地となるが昭和34年(1959年)に米軍は撤退し海上自衛隊の航空基地となる。

毎年秋に下総航空基地開設記念行事として展示飛行、地上展示、体験搭乗等が実施されている。当日は新鎌ヶ谷駅(北総線、東武野田線)から下総航空基地行きのシャトルバスが運行されている。

記念行事の日、基地に着くと既に対潜哨戒機P-3Cが展示飛行を行っており、真下から撮影。
対潜哨戒機P-3C、翼両端の蛍光オレンジは訓練機ゆえの塗装である。(Adobe Stock my portfolioに掲載)
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機体後方の多数の孔はソノブイ(潜水艦探知用ソナー装置)の投下口。

P-3Cは米ロッキード社製、日本では川崎重工がライセンス生産をしている。昭和53年(1978年)より調達開始、平成9年(1997年)までに101機が海上自衛隊に配備された。乗員11名、エンジンはターボプロップ、STOL(短距離での離着陸)性能や長時間滞空性能を有している、愛称はオライオン(Orion)。

滑走路には対潜哨戒機P-3Cがたくさん。
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下総航空基地には8機が配備されているとの事。

滑走路上の対潜哨戒機P-3Cを撮影。
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地上展示機の中に救難飛行艇US-2の姿があった。
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格納庫から救難飛行艇US-2を撮影。
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救難飛行艇US-2は新明和工業の製造、平成19年(2007年)から配備されている。波高3mの洋上に着水できる能力を持つ、乗員11名。新明和工業はかつての川西航空機である。

下総航空基地開設記念行事では対潜哨戒機P-3Cの体験搭乗を行っている。事前にハガキによる抽選が行われ、当選者は班別に分けられ当日搭乗できる。今回、幸いにも当選したので、いざ体験搭乗へ。

搭乗前に事前説明を受け、所持品は全て預けなければならない、当然ながら撮影等は一切できない。
班別にバスで滑走路に向かい搭乗する。
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滑走路上の機体「5029」号機、私が搭乗したのは「5045」機だった。

離陸後はシートベルトを外して、隊員の指示のもと機内の移動ができる。長期滞空を想定の機材なので休憩所や簡易ベットのスペースもある。地上500mを飛行、操縦室も見学させていただいた。

短時間の滞空であるが、着陸後には搭乗証明書をいただける。
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下総航空基地付近地図


(2013年9月下旬 撮影機材 Nikon D5100)
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船橋マリンフェスタと南極観測船「しらせ」(千葉県) [海上自衛隊]

船橋マリンフェスタと南極観測船「しらせ」(初代)
千葉県船橋市の千葉港葛南東部地区京葉食品コンビナート南埠頭で、例年自衛隊の広報イベント「マリンフェスタ」が実施されている。この埠頭には退役した南極観測船「しらせ」(初代)が繋留されており、マリンフェスタと合わせて見学することができる。

平成27年(2015年)の船橋マリンフェスタ

南埠頭に碇泊する海上自衛隊掃海艇「つしま」。
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平成5年(1993年)就役、基準排水量は1,000t、掃海艇は有事の際の機雷戦を主任務とし、機雷の掃海を行う。本艦船「つしま」は「やえやま型掃海艇」の2番艦であり木造艦、平成28年(2016年)に退役している。

掃海艇は磁気機雷の出現以降は木造が基本であったが、現在はFRP(繊維強化プラスチック)製が採用されている。

何かと話題になる「旭日旗」。                 (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「旭日旗」は戦前は「軍旗、軍艦旗」、戦後は「自衛隊旗、自衛艦旗」と日本国の軍の象徴である。他国にとやかく言われるものではない。

掃海艇「つしま」は一般公開されており、乗艦して見学ができる。
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乗艦を待つ長い列・・・。

船橋マリンフェスタは自衛隊千葉地方協力本部の主催、陸上装備も展示されている。
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パトリオット地対空ミサイル、習志野基地の配備品(脇に「NARASHINO玄武」と記載あり)。


南極観測船「しらせ」(初代)

南極観測船「しらせ」は海上自衛隊砕氷艦として昭和57年(1982年)就役、基準排水量11,600t、全長134m、推進方式は電気推進(ディーゼルエレクトリック)でディーゼルエンジン6基と電動機6基を装備、推進軸は3軸で軸出力30,000PSである。平成20年(2008年)退役、後継機も「しらせ」なので、こちらが初代となる。南極観測船としては「宗谷」「ふじ」に次ぐ三代目である。

南極観測船「しらせ」(初代)、「SHIRASE5002」。
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退役後は株式会社ウェザーニューズの買取となり、現在は一般財団法人WNI気象文化創造センターの管理のもと環境情報発信基地として、イベントや見学会(サッポロビール千葉工場との共同見学)を実施している。(ちなみに繋留地の目の前がサッポロビール千葉工場)

「しらせ」を乗船側から見上げる。
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「しらせ」甲板より「つしま」を撮影。
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自衛隊のイベントであるマリンフェスタは無料、「しらせ」見学は有料だった・・。

場所が埠頭なので交通は不便、2015年のマリンフェスタでは駐車場があり車で行った。昨今は駐車場無しと通知されており、フェスタ開催時にはJR京葉線「新習志野駅」から無料シャトルバスが運行されている模様。

千葉港葛南東部地区京葉食品コンビナート南埠頭地図(SHIRASE5002)


(2015年5月下旬 撮影機材 Nikon Df )
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下総航空基地開設記念行事(千葉県)2017 [海上自衛隊]

下総航空基地開設記念行事 2017
海上自衛隊の下総航空基地、千葉県柏市と鎌ケ谷市にまたがって存在し、対潜哨戒機を使用した海上自衛隊航空要員の教育訓練を行っている基地である。

昭和19年(1944年)にゴルフ場「武蔵野カントリークラブ(藤ヶ谷コース)」を本土防空のため帝国陸軍が接収し飛行場に、戦後米軍基地となるが昭和34年(1959年)に米軍は撤退し海上自衛隊の航空基地となる。

下総航空基地開設記念行事では対潜哨戒機P-3Cの体験搭乗を行っている。事前にハガキによる抽選が行われ、当選者は班別に分けられ当日搭乗できる。久々に当選したので期待していたが、前日が荒天、当日も曇りで有視界飛行は保安上の理由で中止となり、搭乗して滑走路走行だけになった・・残念。
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搭乗した対潜哨戒機P-3C、機体「5056」号機。

P-3Cは米ロッキード社製、日本では川崎重工がライセンス生産をしている。昭和53年(1978年)より調達開始、平成9年(1997年)までに101機が海上自衛隊に配備された。乗員11名、エンジンはターボプロップ、STOL(短距離での離着陸)性能や長時間滞空性能を有している、愛称はオライオン(Orion)。

対潜哨戒機P-3C、機体「5048」号機。             (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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展示のタンデムローター式の大型輸送用ヘリコプターCH-47Jチヌーク (Chinook)。
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CH-47は米ボーイング・バートル社が開発、日本への導入は昭和61年(1986年)からで川崎重工がライセンス生産、CH-47Jとして陸上自衛隊と航空自衛隊が採用した。本機は陸上自衛隊機。

CH-47Jの向こうにP-3Cが見えるが、プロペラが外されている・・。
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かつて下総航空基地にはP-3Cが8機配備されていたが、老朽化により退役が進められている。プロペラが外されている機体は既に退役し、部品取り用として保管されているらしい。

P-3Cの現行運用機が滑走路に並ぶ。
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機体番号5056、5077、5048が確認できる、手前プロペラの機体は5067号機。

前回(2013年)体験搭乗した「5045」号機は見当たらず・・。

新型の対潜哨戒機P-1も展示されている。            
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防衛省技術研究本部と川崎重工が開発、国産機である、2013年に厚木基地より配備。

P-1は、実用機としては世界初となる操縦系統に光ファイバーを使用したフライ・バイ・ライト(FBL)方式を採用している。これによりセンサー類や精密電子機器との干渉が避けられる。エンジンはIHI製造のターボファンジェット「F7」が四発。P-3Cより飛行性能(巡航速度、上昇限度、航続距離)が大きく向上している。塗装は青灰単色迷彩となっている。

航空自衛隊のC-1輸送機も展示。
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C-1輸送機は川崎重工が製造している国産の中型輸送機、昭和48年(1973年)から運用開始、現在は機体の老朽化もあり、後継機C-2の導入が進められている。

海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH-60K。
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原型はSH-60シーホーク(Seahawk)、米シコルスキー・エアクラフト社が開発、海上自衛隊には三菱重工がライセンス生産したSH-60Jとして導入、SH-60Kはその後継機で三菱重工と防衛庁が独自開発、平成17年(2005年)より部隊配備されている。対潜哨戒を主な任務とする。

人もまばらな記念行事でした・・。
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下総航空基地付近地図


(2017年10月上旬 撮影機材 Nikon1 J5)
関連ブログ:「下総航空基地開設記念行事(2013年)」「厚木基地日米親善春祭り」
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横須賀クルーズ(神奈川県)横須賀軍港 [海上自衛隊]

横須賀クルーズ・自衛艦
サンケイツアーズ主催「横須賀クルーズ」に参加、朝8時40分に三笠公園に集合、記念艦「戦艦三笠」にて横須賀の歴史について説明を受け、クルーズ船に搭乗、「猿島」「第二海堡」「横須賀軍港」を巡るツアーである。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」の気分だけど、浪は穏やかであった・・。

「猿島」と「第二海堡」を見学して「横須賀軍港」へ向かう。途中、護衛艦「いずも」が遠方に航行しているのに気付く、クルーズ船が横須賀港に入港すると既に護衛艦「いずも」は帰投していた。

横須賀港を母港とする護衛艦「いずも」(JS Izumo, DDH-183)。
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海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)、いずも型護衛艦の1番艦である。2014年9月に竣工、2015年3月から就役している。

基準排水量19,950t、全長248m、全幅38m、旧帝国海軍の中型空母(蒼龍、飛龍)を上回る大きさである。機関はIHILM2500IEC型ガスタービン4基2軸、出力112,000馬力、速力30kt、乗員は470名。
主要兵装:20mm機関砲(CIWS)×2基、SeaRAM(対艦ミサイル防御装置)×2基
搭載機:SH-60J/K哨戒ヘリ×7機、MCH-101輸送ヘリ × 2機
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「いずも」の艦名は、日本の艦艇としては旧帝国海軍の巡洋艦「出雲」に続き二代目となる。

横須賀港に停泊中の護衛艦「やまぎり」(JS Yamagiri, DD-152)。
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海上自衛隊の汎用護衛艦(DD)、あさぎり型護衛艦の2番艦で対空戦・対潜戦・対水上戦・電子戦等の戦闘に対応し、艦載ヘリ(SH-60J×1)も備えている。1989年1月就役。
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基準排水量3,500t、全長137m、全幅14.6m、機関はガスタービン4基2軸、出力54,000馬力、速力30kt、乗員は220名。
主要兵装:20mm機関砲(CIWS)×2基、62口径76㎜速射砲×1、短SAM装置一式、SSM装置一式、アスロック装置一式、3連装短魚雷発射管×2

掃海母艦「うらが」(JS Uraga, MST-463)。
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掃海母艦は、掃海部隊の燃料や物資の補給を行い、移動基地・司令塔として海域の安全を図る。
1997年3月就役、基準排水量5,650t、全長141m、全幅22m、機関はディーゼル2基2軸、出力19,500馬力、速力22kt、乗員は160名。

掃海艦「ひらど」(MS0-305)と掃海艇「はつしま」(MSC-606)。
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掃海艦・掃海艇は海上自衛隊の機雷処理艦艇である。磁気反応型機雷に対応するため繊維強化プラスチック(FRP)で建造されている。
掃海艦「ひらど」は基準排水量690t、全長67m、全幅11m、機関はディーゼル2基2軸、出力2,200馬力、速力14kt、乗員は50名。掃海艦(Mine Sweeper Ocean:MSO)は外洋域にて深深度機雷等に対処。
掃海艇「はつしま」は基準排水量570t、全長60m、全幅10.1m、機関はディーゼル2基2軸、出力2,200馬力、速力14kt、乗員は45名。掃海艇(Mine Sweeper Coastal:MSC)は沿岸の掃海に対処する。

艦船仕様値は海上自衛隊ホームページより引用。

横須賀軍港は海上自衛隊とアメリカ海軍が使用しているので両軍の艦艇が並ぶ。
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護衛艦「いずも」とアメリカ海軍のミサイル駆逐艦。米軍艦番号から「 USS Curtis Wilbur, DDG-54」「USS Cole, DDG-67」「USS Milius, DDG-69」と(一隻が後向きなので艦番号不明だが・・)アーレイ・バーク級のイージス艦が並ぶ。

軍港見学後は三笠公園桟橋に戻って解散、海軍カレーとビールを食して帰宅した。

横須賀軍港付近地図


(2018年6月上旬 撮影機材 Nikon Df )
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館山港早朝(千葉県)沖ノ島と潜水艦 [海上自衛隊]

館山港早朝・沖ノ島と潜水艦
千葉県の館山港に「沖ノ島」と云う陸続きの小島がある。館山市塩見にある旅館に宿泊した翌早朝、館山港は靄がかかっており、幻想的な「沖ノ島」を見ることができた。 (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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早朝の海岸にて撮影、沖ノ島に繋がる陸地は海上自衛隊の館山航空基地である。
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付近の防波堤も靄がかかり、独特の雰囲気。
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時間が経つにつれ、少しずつ靄が薄くなってくる。
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南房総国定公園内のこの島は約8000年前の縄文海中遺跡もあり、また北限域のサンゴを育む自然が残る島であると云う。

館山港内の靄もなくなってきて、船影が見えてくる。
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と、「潜水艦」が海上を航行しているのを発見。
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館山航空基地(JMSDF Tateyama Air Base)は、艦載哨戒ヘリSH-60J・SH-60Kと救難ヘリUH-60Jを運用する第21航空群の航空基地であるが、海上自衛隊なので潜水艦をたまに見かける。

速度を上げているのか、水飛沫が大きくでている。
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港外にでると、水飛沫も小さく・・。
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記号や番号も確認できないので、型式や船名はまったくわからない・・。

靄もすっかり晴れて、「沖ノ島」もくっきりとしてきた。
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そろそろ朝食の時間なので宿にもどる・・。

館山港の沖ノ島付近地図


宿泊は千葉県館山市塩見にある館山港に面した宿「海の湯宿 花しぶき」
宿は部屋から館山港が一望、浜辺にもすぐにでられる。食事も豪華で貸切風呂もある。
朝食後はラウンジでコーヒーを。
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(2020年12月上旬 撮影機材 Nikon Df、Nikon1 J5)
泊まった宿(じゃらんのHPへ):「海の湯宿 花しぶき」千葉県館山市
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