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三沢基地航空祭(青森県)2023「地上展示(自衛隊)」 [航空自衛隊]

三沢基地航空祭「地上展示(自衛隊)」
三沢基地航空祭における自衛隊の地上展示機。青森県で開催の航空祭だけど各地の自衛隊基地から空を飛べる機材が飛んできていた。

三沢基地の第301飛行隊「F-35A」、最新鋭の主力戦闘機、現在の配備は三沢基地のみである。
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Mitsubishi F-35A Lightning II「09-8717」、尾翼マークは「筑波のカエル」、航空自衛隊。

F-35ライトニング II(Lightning II)は、アメリカ空軍の統合打撃戦闘機(JSF)計画に基づく、第5世代ジェット戦闘機に分類される単発単座のステルス多用途戦闘機である。ほぼ同一の機体構造を有する通常離着陸機型(F-35A)・垂直/短距離離着陸機型(F-35B)・艦上機型(F-35C)の3タイプが存在する。ロッキード・マーティンを中心とする複数の企業によって開発されたが、日本では三菱重工小牧南工場が最終組立(Final Assembly & Check Out)施設となっている。

百里基地の第7航空団に所属する第3飛行隊「F-2A」、かつては三沢基地の第3航空団に所属。
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Mitsubishi F-2A「13-8562」、尾翼マークは「兜武者」、航空自衛隊。

F-2戦闘機は、米軍のF-16をベースに三菱重工業がロッキード・マーティンなどを協力会社として開発された機体。第4.5世代ジェット戦闘機に分類される航空自衛隊の戦闘機である。F-16を大型化した機体であり、重量増加を抑えるため、世界で初めて翼を炭素繊維強化複合材による一体構造としている。(三菱重工名航史料室に試作の翼が展示されている。)エンジンは「F110-GE-129」を採用しておりIHI(旧石川島播磨)でライセンス生産している。

海上自衛隊の対潜哨戒機「P-3C オライオン」
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Kawasaki P-3C Orion「5093」、八戸航空基地、第2航空隊。

P-3Cはロッキード社製、日本では川崎重工がライセンス生産をしている。昭和53年(1978年)より調達開始、平成9年(1997年)までに101機が海上自衛隊に配備された。

航空自衛隊「C-2」輸送機、機内見学ができるので長い列・・。
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Kawasaki C-2「18-1213」、入間基地、第2輸送航空隊。

C-2輸送機は防衛省技術研究本部と川崎重工が開発、川崎重工が製造している。最短離陸距離は約500m、最大積載量は32t(16式機動戦闘車の空輸が可能)、最大搭乗人員は110名、エンジンは米国GE製CF6-80C2ターボファンエンジンを2基搭載する。

陸上自衛隊の輸送機「MV-22B オスプレイ」。
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Bell Boeing V-22 Osprey「91705」、輸送航空隊、木更津駐屯地に暫定配備。

V-22は、ベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル社が共同で開発した垂直離着陸機。回転翼軸の角度を変更するティルトローター方式を採用することで、飛行中でも固定翼機とヘリコプターの特性を切り替え可能な垂直離着陸機である。従来方式のヘリコプターに比べ、高速かつ航続距離に勝り、積載能力は9,072㎏、最大速度565㎞/h、航続距離2,600㎞である。「MV-22B」は海兵隊向けの輸送型。

空中給油機「KC-767」、航空自衛隊。
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Boeing 767-2FK/ER「07-3604」、第404飛行隊、小牧基地。

KC-767は、ボーイング社が開発した空中給油・輸送機。開発母体はB767-200ER、ボーイングの型式はB767-2FK/ERである。

第201飛行隊「F-15J イーグル」、尾翼のマークは「クマさん」。
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Mitsubishi F-15J Eagle「82-8904」、千歳基地、航空自衛隊。

F-15Jは、マクダネル・ダグラス社が開発したF-15C/Dイーグルを、三菱重工業が中心となり、航空自衛隊向けにノックダウン及びライセンス生産した戦闘機。

輸送用ヘリコプター「CH-47J チヌーク」。
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Kawasaki CH-47J Chinook 「57-4494」、航空自衛隊のLR(Long range)型。

CH-47はボーイング・バートル社が開発、日本への導入は昭和61年(1986年)からで川崎重工がライセンス生産、CH-47Jとして陸上自衛隊と航空自衛隊が採用した。

航空自衛隊の救難ヘリコプター「UH-60J」、低視認(ロービジ)の洋上迷彩。
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Mitsubishi UH-60J「88-4586」、三菱重工によるライセンス生産。

UH-60Jは、米国の多用途ヘリコプターUH-60Aブラックホークの改造機。航空自衛隊と海上自衛隊では救難ヘリコプターとしてUH-60J、陸上自衛隊では多用途ヘリコプターとしてUH-60JAが配備されている。

陸上自衛隊「AH-1S コブラ」、対戦車ヘリコプター。
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Fuji AH-1S Cobra「73457」。

AH-1は、ベル・ヘリコプター・テキストロン社が開発した攻撃ヘリコプター、「AH」とは「Attack Helicopter」の略。富士重工にてライセンス生産。

無人偵察機「RQ-4 グローバルホーク」、航空自衛隊。
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Northrop Grumman RQ-4B-30 Global Hawk「33-6001」、三沢基地の偵察航空隊所属。

三沢基地付近地図


(2023年9月上旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:三菱重工名航史料室
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