下総航空基地開設記念行事(千葉県)2017 [海上自衛隊]
下総航空基地開設記念行事 2017
海上自衛隊の下総航空基地、千葉県柏市と鎌ケ谷市にまたがって存在し、対潜哨戒機を使用した海上自衛隊航空要員の教育訓練を行っている基地である。
昭和19年(1944年)にゴルフ場「武蔵野カントリークラブ(藤ヶ谷コース)」を本土防空のため帝国陸軍が接収し飛行場に、戦後米軍基地となるが昭和34年(1959年)に米軍は撤退し海上自衛隊の航空基地となる。
下総航空基地開設記念行事では対潜哨戒機P-3Cの体験搭乗を行っている。事前にハガキによる抽選が行われ、当選者は班別に分けられ当日搭乗できる。久々に当選したので期待していたが、前日が荒天、当日も曇りで有視界飛行は保安上の理由で中止となり、搭乗して滑走路走行だけになった・・残念。
搭乗した対潜哨戒機P-3C、機体「5056」号機。
P-3Cは米ロッキード社製、日本では川崎重工がライセンス生産をしている。昭和53年(1978年)より調達開始、平成9年(1997年)までに101機が海上自衛隊に配備された。乗員11名、エンジンはターボプロップ、STOL(短距離での離着陸)性能や長時間滞空性能を有している、愛称はオライオン(Orion)。
対潜哨戒機P-3C、機体「5048」号機。 (Adobe Stock my portfolioに掲載)
展示のタンデムローター式の大型輸送用ヘリコプターCH-47Jチヌーク (Chinook)。
CH-47は米ボーイング・バートル社が開発、日本への導入は昭和61年(1986年)からで川崎重工がライセンス生産、CH-47Jとして陸上自衛隊と航空自衛隊が採用した。本機は陸上自衛隊機。
CH-47Jの向こうにP-3Cが見えるが、プロペラが外されている・・。
かつて下総航空基地にはP-3Cが8機配備されていたが、老朽化により退役が進められている。プロペラが外されている機体は既に退役し、部品取り用として保管されているらしい。
P-3Cの現行運用機が滑走路に並ぶ。
機体番号5056、5077、5048が確認できる、手前プロペラの機体は5067号機。
前回(2013年)体験搭乗した「5045」号機は見当たらず・・。
新型の対潜哨戒機P-1も展示されている。
防衛省技術研究本部と川崎重工が開発、国産機である、2013年に厚木基地より配備。
P-1は、実用機としては世界初となる操縦系統に光ファイバーを使用したフライ・バイ・ライト(FBL)方式を採用している。これによりセンサー類や精密電子機器との干渉が避けられる。エンジンはIHI製造のターボファンジェット「F7」が四発。P-3Cより飛行性能(巡航速度、上昇限度、航続距離)が大きく向上している。塗装は青灰単色迷彩となっている。
航空自衛隊のC-1輸送機も展示。
C-1輸送機は川崎重工が製造している国産の中型輸送機、昭和48年(1973年)から運用開始、現在は機体の老朽化もあり、後継機C-2の導入が進められている。
海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH-60K。
原型はSH-60シーホーク(Seahawk)、米シコルスキー・エアクラフト社が開発、海上自衛隊には三菱重工がライセンス生産したSH-60Jとして導入、SH-60Kはその後継機で三菱重工と防衛庁が独自開発、平成17年(2005年)より部隊配備されている。対潜哨戒を主な任務とする。
人もまばらな記念行事でした・・。
下総航空基地付近地図
(2017年10月上旬 撮影機材 Nikon1 J5)
関連ブログ:「下総航空基地開設記念行事(2013年)」「厚木基地日米親善春祭り」
海上自衛隊の下総航空基地、千葉県柏市と鎌ケ谷市にまたがって存在し、対潜哨戒機を使用した海上自衛隊航空要員の教育訓練を行っている基地である。
昭和19年(1944年)にゴルフ場「武蔵野カントリークラブ(藤ヶ谷コース)」を本土防空のため帝国陸軍が接収し飛行場に、戦後米軍基地となるが昭和34年(1959年)に米軍は撤退し海上自衛隊の航空基地となる。
下総航空基地開設記念行事では対潜哨戒機P-3Cの体験搭乗を行っている。事前にハガキによる抽選が行われ、当選者は班別に分けられ当日搭乗できる。久々に当選したので期待していたが、前日が荒天、当日も曇りで有視界飛行は保安上の理由で中止となり、搭乗して滑走路走行だけになった・・残念。
搭乗した対潜哨戒機P-3C、機体「5056」号機。
P-3Cは米ロッキード社製、日本では川崎重工がライセンス生産をしている。昭和53年(1978年)より調達開始、平成9年(1997年)までに101機が海上自衛隊に配備された。乗員11名、エンジンはターボプロップ、STOL(短距離での離着陸)性能や長時間滞空性能を有している、愛称はオライオン(Orion)。
対潜哨戒機P-3C、機体「5048」号機。 (Adobe Stock my portfolioに掲載)
展示のタンデムローター式の大型輸送用ヘリコプターCH-47Jチヌーク (Chinook)。
CH-47は米ボーイング・バートル社が開発、日本への導入は昭和61年(1986年)からで川崎重工がライセンス生産、CH-47Jとして陸上自衛隊と航空自衛隊が採用した。本機は陸上自衛隊機。
CH-47Jの向こうにP-3Cが見えるが、プロペラが外されている・・。
かつて下総航空基地にはP-3Cが8機配備されていたが、老朽化により退役が進められている。プロペラが外されている機体は既に退役し、部品取り用として保管されているらしい。
P-3Cの現行運用機が滑走路に並ぶ。
機体番号5056、5077、5048が確認できる、手前プロペラの機体は5067号機。
前回(2013年)体験搭乗した「5045」号機は見当たらず・・。
新型の対潜哨戒機P-1も展示されている。
防衛省技術研究本部と川崎重工が開発、国産機である、2013年に厚木基地より配備。
P-1は、実用機としては世界初となる操縦系統に光ファイバーを使用したフライ・バイ・ライト(FBL)方式を採用している。これによりセンサー類や精密電子機器との干渉が避けられる。エンジンはIHI製造のターボファンジェット「F7」が四発。P-3Cより飛行性能(巡航速度、上昇限度、航続距離)が大きく向上している。塗装は青灰単色迷彩となっている。
航空自衛隊のC-1輸送機も展示。
C-1輸送機は川崎重工が製造している国産の中型輸送機、昭和48年(1973年)から運用開始、現在は機体の老朽化もあり、後継機C-2の導入が進められている。
海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH-60K。
原型はSH-60シーホーク(Seahawk)、米シコルスキー・エアクラフト社が開発、海上自衛隊には三菱重工がライセンス生産したSH-60Jとして導入、SH-60Kはその後継機で三菱重工と防衛庁が独自開発、平成17年(2005年)より部隊配備されている。対潜哨戒を主な任務とする。
人もまばらな記念行事でした・・。
下総航空基地付近地図
(2017年10月上旬 撮影機材 Nikon1 J5)
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