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あいち航空ミュージアム(愛知県) [博物館・展示館]

あいち航空ミュージアム
愛知県西春日井郡豊山町の県営名古屋空港に隣接する「あいち航空ミュージアム」。航空機関連産業が多い中部地区において、航空機産業の歴史、実機展示、情報発信を行う施設である。

メインとなる実機の展示ゾーンには退役した「YS-11」を中心に、たまに見かける警視庁使用の大型ヘリコプター「EH101」など、幾多の航空機が展示されている。
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実機展示ゾーンに入っていくところには「レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター」。
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ダ・ヴィンチの手稿に残されている「回転するプロペラによって上昇する機械」の模型である。

航空自衛隊に納入され、VIPの輸送機として使用された「YS-11」。昭和天皇も搭乗された機体。
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「YS-11」は第二次世界大戦後に日本航空機製造により設計・開発された旅客機。最終組立は三菱重工が行い、昭和37年(1962年)名古屋空港から初飛行。昭和49年(1974年)生産終了、生産機数182機。

大型ヘリコプター「EH101」、伊アグスタ社と英ウェストランド社の共同開発ヘリ。
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展示機体は警視庁で使用され、機動性を生かしたパトロールや遭難者の捜索、救助活動に活用し、 三宅島噴火の慰問の際は、上皇陛下がご搭乗された機体である。

実機ではないが実機展示ゾーンに映画「永遠の0」の撮影に使用された零戦52型が展示されていた。
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佐賀県の(有)馬場ボディーというところで作られた実物大模型。
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小説「永遠の0(百田尚樹著)」では主人公・宮部久蔵が鹿屋海軍航空基地から最後の出撃をするとき、搭乗する零戦を52型から21型に交換、これが物語の重要な挿話となる。52型の搭乗員は機体故障のため、攻撃隊から離脱、生き残る・・。ちなみに撮影に使われた零戦21型は大分県の宇佐市平和資料館に展示されている。

こちらは復元された実機の零式艦上戦闘機52型甲(A6M5a)。
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かつては三菱重工名航史料室(小牧南工場)に展示されていた機体である。本機は三菱4708号機、昭和19年(1944年)製造の機体を三菱重工が復元したものである。

館内の喫茶からは県営名古屋空港とが一望、滑走路は航空自衛隊小牧基地と共用である。
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あいち航空ミュージアム付近地図


(2019年3月下旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:鹿屋海軍航空基地三菱重工名航史料室(小牧南工場)
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「永遠の0(百田尚樹著)」
観た映画(Amazonの該当頁へ):「永遠の0」
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